ここでのトリミングとは飼い主様が
ご自身で愛犬のお手入れをする事ではなく
お店に連れて行ってプロのトリマーに
トリミングをしてもらうことを指します
飼い主様が愛犬を
トリミングに連れていくタイミングはいつですか
きれいな状態を保つために
数週間に1回でしょうか
毛が伸びてボサボサになったから
そろそろ行かなきゃなぁ
となってトリミングに連れて行くのでしょうか
飼い主様のトリミングの目的によって様々だと思います
そこで、私が思う適切なトリミングの
頻度について以下に解説していきたいと思います

犬種や毛の長さ、皮膚の状態によって異なる
犬のトリミングの頻度は犬種や毛の長さ
皮膚の状態によって異なります
一般的には2ヶ月に1回と言われています
ですがこれは、ダックスやチワワなどの
俗に言うカット犬種以外の場合です
プードルでも年中サマーカットと言われる
全身をバリカンで短くカットした状態で尚且つ
飼い主様自身がお家できちんとグルーミングが出来ている
ということが前提とした時の場合だとわたしは思います
また、皮膚状態に異常がなく健康なわんちゃんです
わたしのお店では
1ヶ月に1回または
40日に1回の頻度をおすすめしています
このぐらいの頻度でご来店していただく事で
わんちゃんのお手入れの負担も少なく
常に愛犬を綺麗な状態にしてあげれます
あまり期間が空き過ぎると
毛玉やもつれができ
それを取るのに時間もかかり
酷い場合は痛みも伴います
数ヶ月に1度のトリミングで
毎回痛い思いを長時間する
これではトリミングが嫌いになって当たり前ですよね
1ヶ月に1回または40日に1回の頻度でも
ご自宅での毎日のブラッシングは欠かせません
長毛種の場合、1ヶ月に1回のペースで
トリミングをされてもブラシをしていない場合
毛玉になっていることが非常に多いです
皮膚疾患のあるワンちゃんは主治医の指導のもと
1週間に1回から3日に1回の
頻度でシャンプーをする必要があるでしょう
仔犬やサロン嫌いな子は頻繁に通おう
仔犬の時期は色々なことを経験させ慣らして
あげることが重要だと考えます
生後3ヶ月ごろから
ワクチン接種が終了した段階で
トリミングを経験させてあげてください
トリミングと言ってもいきなり
シャンプーカットコースを
一通りさせる必要はなく
むしろ1つ1つのお手入れを
こまめに何度も通って
サロンに慣らしてあげることや
お手入れすることに慣らしてあげる
ことが大切だと思います
今日は爪切りと足回りのお手入れを
その1週間後にはシャンプーとドライングだけ
その1週間後はお顔のカットのみ
そのあとはバリカンで足の裏の毛を刈ってみる
というように1つ1つの作業に慣らしていき
そのお店の雰囲気にも慣らしてあげる
また、お手入れをせずただサロンに
1、2時間預け遊ばせるだけの日を
つくってあげるのもいいと思います
カット犬種は特に一生涯サロンで
トリミングする必要があります
どうせ通うなら愛犬に毎回嫌な気持ちで通わさず喜んで通って欲しいですよね
時々行く嫌なこと(トリミング)を
する場所ではなく
よく行く頑張ったらそれ以上に良いことや
楽しいことがある場所だと愛犬が思える
そんなトリミングサロンを
見つけてあげることができれば
あなたの愛犬は生涯トリミングすることを
苦痛や嫌な場所だと思うことなく
嬉しそうにサロンに通えるんです
愛犬が尻尾をフリフリして「行ってきまーす」
と通えるサロンをぜひ見つけてあげてください
わたしたちトリマーもお客様のわんちゃんが
お店に楽しそうに通ってくれる姿は
とても嬉しいですし、この仕事をしていて
1番よかったと思える瞬間です
サロンが苦手な成犬の子でもこの方法で少しずつ
慣らしてあげましょう
仔犬よりは時間がかかるかもしれませんが
少しずつで良いので出来たことを
喜んであげましょう
2週間に1回で完璧です
わたしのお店のお客様の中には
2週間に1回の頻度でご来店くださる
お客様がかなり居ります
理由は様々だと思いますが
そういうお客様のワンちゃんの共通点は
いつもの状態を常に保たれている
という事だと思います
シャンプーの子もシャンプーカットの
ワンちゃんでも常にベストな
状態を保たれています
2週間に1回と言っても毎回
シャンプーカットをされる方もいれば
シャンプーカットその2週間後は
シャンプーのみなど
わんちゃんによって様々です
また2週間に1回のペースでのトリミングの
最大のメリットは
わんちゃんの負担がとても少ないという事です
この頻度だと例え自宅で全くブラシを
していなくてもそこまでもつれたり
毛玉になったりということも無いですし
カットに関してもあまり伸びていないので
短時間で終わるという事です
わたし個人的にはこの頻度のトリミングが
わんちゃんにとっては
完璧な頻度ではないだろうかと思っています